たなか野菜畑

 先日、たなか野菜畑にお邪魔してきました。
名古屋の朝市に出店されている仲間の農家で、経営の主体は苗を作っている農家さんです。苗の時期がひと段落してから名古屋の朝市で有機栽培で育てた野菜を販売されています。
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以前にお邪魔して、育苗について沢山の事を教えてもらい、昨年の育苗では冷床に移してからの保温効果が格段にあがりました。更なる保温の秘密を教えてもらいに行ってみると、やはり沢山の事を教えて頂きました。
 外気の最低気温がマイナス10℃になる夜でも育苗中のトンネル内は8度にしか下がらないそうです。 電熱線なしでです。すくすくとキャベツ、レタスの苗が育っていました。 そんな凄い保温効果は、シルバーポリのトンネルを2重にする事です。
2重といってもトンネル支柱は必ずサイズ違いに設置して1枚目のトンネルと2枚目のトンネルとで必ず空気の層を作ってあげる事が重要です。
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(マイナス5度以上下がる日にはシルバーポリ2枚の上にもう一枚資材を掛けるとのことでした)
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実際、うちも一昨年までは空気層の事を知らなくて、単純に保温用の資材を3重掛けしていただけでしたが、昨年たなかさんに聞いてからトンネル支柱の高さを3段階にして空気層を作ってみたところ、トンネル内の気温は5度以上上がりました。
昨年の層を作ってのトンネルにする前まではトマトの苗は葉っぱの裏が紫色になってしまい生育が止まってしまったり、苗がバンザイをしたようになってしまっていました。これはナスの苗でも出ていました。だいたいこの症状が低温障害だという事もわからないようなお恥ずかしいレベルの事です。
慣行栽培トマト農家の人には低温に1日遭わせると生育を挽回するのに10日かかるとは言われていましたが、冷床では難しいのかと思っていました。 トマト農家の人達も段違いのトンネルを作って保温している人はいませんでしたし、教科書に書いてある最低生育温度は守られていませんでした。昨年の層を作ってトンネル・さらにチューブをいれた事により昨年は12度以下になる事が全くありませんでした。トンネルに使う素材も農ビを使うと晴天でも温度が抑えられるとのことです。 苗の事は苗屋に聞けです。

 田中さんでは天井にももう1枚ビニールをしてありハウス自体も層が作ってあります。うちもサイドは内張りを張って層が出来ていますが今年は天井にも層が出来ればさらに温かく出来ると思います。これでも5度くらいは違うとのことです。
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たなかさんも言ってみえましたが、冷床でもかなりの寒さまで大丈夫なように出来ると思います。

 次に今年新しくした接木用養生室を見せてもらいました。
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たなかlaboになっていてかっこよかったです。
押入れなどで使うケースを利用して、中に溜まる水は新聞紙を使い水を吸いつつ、保湿も出来て、他に色々試してみて新聞が一番良かったそうです。
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 毎年芽出しをする為の温床は家の裏にあるので、水遣りに使う水は真水ではなくぬるま湯を使っていましたが、鉢上げをしてからの育苗は畑のハウスで行うのでぬるま湯が用意できず、谷からの冷たい水を使っているので何とかできないものかと思っていましたが、何も改善できずにいました。たなかさんに水はどうしているのかと聞いてみたところ、さすが策を講じてありました。
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水を一度ハウスに置いてあるタンクに汲んで太陽の熱で温めておき、保温資材をかけて翌朝に備えてありました。昨年はタンクの下に電熱線を張っていたそうです。
水は地下水なので普通の水よりは温かいそうですがそれでも温めているとのこと。うちが使っている谷の水は凍える冷たさでさぞかし苗たちは嫌がっていたと思います。今年はきちんとしたいと思います。
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もっと色々考えて最善の環境を提供できるようにしていかなくてはいけません。

 苗の一番忙しい時期にお邪魔してしまい、帰りには探していたネットを頂いてきてしまいました。4月初めの種蒔きまでに温床をさらにパワーアップさせるべく作り直す計画です。めざせ!急な停電で極寒の寒さの日に強い霜がおりても大丈夫な芽出し温床と極寒・強い霜がきてもびくともしない温度を維持できる冷床です。その後の生育を大きく左右する百姓の基本の基本、しっかりとした苗を育てられるようにしたいです。

 さらなる改善中とのことであまりブログには載せていないという事でしたが先に載せさせて貰ってしまいました。 ってどこまで高くを目指しているんですかお二人は。そんなお二人のブログはこちらから
http://ameblo.jp/ebi-kani
色々といつも有り難うございます、今後ともよろしくお願いします。
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毎度ながら参考になります。苗作りに関してもここまでやって見える方は初めて見ました。うちもシルバーポリトウを単に上に掛けていただけなので余り効果がなかったのですね!うちも鉢上げからは温床が使えない状態なのでこの空気層のやり方試してみます!

固定種自家採種の無肥料自然栽培野菜セット7月末までお休み

 お申し込みはリンクの「無肥料自然栽培野菜セット」より  
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amrita農園

Author:amrita農園
岐阜県高山市清見町で固定種・自家採種を大切にし無肥料・自然栽培の野菜作りをしています。

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